皆様こんにちは、京都府久御山町 整体治療、鍼灸治療 宮ノ後鍼灸整骨院の院長 齊藤です。
月曜日の朝に仕事の準備をしていると
「週の始まりなのに、朝起きたら首が痛くて右に向けなくなった」
と電話がありました。
来院されてお話を聞いていると、日曜は昼過ぎから夜まで家でお酒を楽しみ、深酒が過ぎてリビングでクッションを枕に朝まで寝ていたそうです。
朝起きたら急に首が痛くていつものように曲がらない…。
そんなつらい「寝違え」の経験は誰でも1度くらいあるのではないでしょうか。
寝違えを起こすのは寝ている時の体勢だけではなく日常の姿勢なども関係があります。
今回のブログでは寝違えの仕組みと寝違えに対してのセルフケアについて紹介していきます。
寝違えとはどんなもの(・・?
寝違えは、首の周りの筋、腱、筋膜などの急性炎症の一般的な総称です。
朝起きたときに、首を動かすと強い痛みがある、場合によっては頭痛や背中まで痛む場合もあります。
その原因は睡眠時の不自然な姿勢や冷えにより、過度に緊張した首から肩にかけての筋肉・筋膜・靭帯が何らかの拍子で損傷したためと考えられます。
就寝中、長時間不自然な力がかかった状態となり血行が悪くなります。
また、特定の場所に負荷がかかることで、筋肉や靭帯にトラブルが起きて寝違えを起こします。
寝違えはなぜ起こる(・・?
多くの場合が睡眠中に不自然な姿勢で寝てしまったことが原因ですが、寝違えを繰り返す場合は他にも原因が考えられます。
まずは寝違えが起きる仕組みと原因を理解して、予防に役立てましょう。
寝違えになる5大原因
①睡眠時の姿勢が悪い
一番の原因は寝ている時の姿勢です。
不自然な力が長時間首や肩にかかると、寝違えは起きやすくなります。
通常であれば体勢が辛ければ、無意識に寝返りをして、首に負担がかからない体勢にできるのですが、寝ている環境が悪かったり、枕が合わなかったりと不自然な状態が長く続く場合や、過労や泥酔状態によって、寝返りをしなかったりすると、首まわりに負担がかかり続けて靭帯や筋肉を傷めます。
②寝具が体に合っていない
患者さんからよく質問されるのが、枕のことです。
旅行先で枕が合わずに首が痛くなったというお話をよく聞きます。
枕が変わることによって寝違えが起きるケースもあります。
寝違えの直接的な原因となるのが枕の「高さ」です。
枕が合わないことで姿勢が不自然になり、寝違えを引き起こしやすくなります。
またマットレスが沈み込むことにより、枕の高さが変わってしまったり寝返りがしにくくなります。
③慢性的に肩こりや冷え性でお悩みの方
慢性的に肩が凝っているという方も寝違えることが多いので要注意です。
また冷え性の方は血行が悪く筋肉が硬くなりがちで寝違えを起こしやすくなります。
④疲労やストレス
身体の疲労やストレスも寝違えの原因に挙げられます。
ストレスがたまると肩や背中の筋肉が緊張して、首に負荷がかかりやすくなります。
また、ストレスが安眠や自然な寝返りを妨げて寝違えを起こしやすくなります。
特にパソコンやスマホの使用などで、同じ姿勢を長時間続けることが増えていて、首の周りに負担がかかりやすくなっています。
そのような疲れや姿勢の悪さにより寝違えやすくなる場合もあります。
⑤食べ過ぎ、飲み過ぎでも
暴飲暴食も注意が必要です。
内臓への負担も寝違えの原因となります。
内臓の疲れが首や肩の筋肉を反射的にこわばらせます。
そうすることにより睡眠姿勢が偏ったり、寝返りが少なくなったりして寝違えてしまうということが起こります。
寝違えの症状
軽度の寝違えだと1,2日で落ち着きますが、重度の場合は1週間以上痛みや違和感が残ることもあります。
・一定の方向に首が動かせない
・首を動かそうとすると痛みが走る
・振り向こうとしても動かない
などの症状があり、車の運転や日常生活に支障が出ます。
寝違えの対処法とセルフケア
それでは、寝違えの対処法をお伝えします。
① 痛めた箇所の冷却
寝違えで痛む患部を直接冷やし、炎症を鎮めます。
まずはアイシングと安静にすることが一番です。
動かすと首が痛いので、寝違えが起こった時には痛い方向には動かさず、まずは安静にして下さい。
組織は傷つき炎症が生じていますから、氷水を入れたビニール袋を患部に10分程度当て炎症を鎮めます。
1日に数回試してみてください。
*長時間冷やすのもおすすめできません。 アイシングをすると、一時的な鎮痛効果は得られますが、筋肉の血流が悪化するため、損傷部位の回復が遅くなる可能性が考えられます。
②寝違えに関連のある箇所のストレッチ
寝違えで痛む首を直接ストレッチしないため、安全に行えます。
✦後ろキープ
⑴寝違えで首が痛む側の腕を少しずつ後ろに引き上げる。
⑵腕を引き上げて、自然に止まったところで20秒間キープを2セット
✦腰でキープ
⑴痛む側の手のひらで腰の真ん中に当てる
⑵そのまま肘を後ろに引いて20秒間キープを2セット。
✦バンザイキープ
⑴痛む側の手を肘角120°でバンザイする。
⑵その角度のまま腕を軽く後ろに引いて20秒間キープを2セット。
③寝違えを和らげるツボの圧迫
【落枕(らくちん)】
落枕とは、ずばり寝違えのことを意味します。
このツボは、手の甲の人差し指と中指の付け根にあります。
首の痛みのある側のツボを、親指かつまようじの柄の部分で1,2分押しながらゆっくりと首を回してみて下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか。
試してみて、首の動きやすさが実感できたら継続してみて下さい。
寝違えの痛みは時間が経つと落ち着いてくるので、何も対処せずにそのままにしている方も多いと思いますが、
・セルフケアでも効果が出ない
・時間経過で少しも回復しない
・1週間経っても痛みが治まらない
・頻繁に寝違える
などという場合は適切な治療を受けること強くおすすめします。
どうしても痛みが続く、首を動かすのがつらいなどといったお悩みの方は諦めずにご相談ください。
当院ではそういった方に鍼灸や整体治療で改善に導きます。
痛みや不調に悩まずご相談いただければ幸いです。
(柔道整復師、鍼灸師、あんまマッサージ指圧師 齊藤博貴監修)
宮ノ後鍼灸整骨院はその場しのぎの治療ではなく根本的な改善を目指しています。
【自費治療専門院】ですので、慢性的な腰痛や肩の痛み、手足のしびれなど様々な身体の痛み不調に対して
一人ひとりの患者様としっかり向き合い最善の治療を行います。
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