皆様こんにちは、京都府久御山町 整体治療、鍼灸治療 宮ノ後鍼灸整骨院の院長 齊藤です。
緊急事態宣言が解除されましたね。
これから秋が深まり運動をする機会が増える方も多くなると思われます。
そんな時期によく起こるのが『肉離れ』です。
肉離れは、損傷度合いにもよりますが筋肉が断裂をすることをいいます。
太ももやふくらはぎによく起こり、その他筋肉がある部位であればどこでも起こりうる可能性はあると考えられます。
当院では先日、剣道部の高校生がふくらはぎの肉離れで来院されました。
1日でも早くベストな状態で復帰していただけるようにサポートしていますが、家でのケアの方法も重要なので今回のブログでお伝えしていきます。
肉離れの原因
スポーツの場面などでの、ダッシュやジャンプをした時、階段を駆け上がるなどで瞬間的に筋肉の収縮が起きた時に筋断裂または損傷を起こします。
つまり筋肉への負荷が、一瞬で許容範囲を超えることが肉離れの原因です。
予防の鍵となるのは筋肉の柔軟性
肉離れの原因は「筋肉の柔軟性」にも関係します。
筋肉はゴム紐を束ねたような細い筋線維が束になっています。
肉離れはこの筋繊維の一部が傷ついたり、切れた状態のことです。
筋繊維の柔軟性が低いほど、肉離れのリスクは高まります。
筋肉の柔軟性を悪くする要因
肉離れは小さな子どもでは筋量が少ないため起こりませんが、中学、高校生ぐらいから徐々に増えてきます。
そして、加齢と共に筋肉は硬くなる傾向があるため20~30代となるにしたがって肉離れのリスクは高まります。
これは加齢により、繊維タンパク質であるコラーゲンが作られるのが減り、ストレスや老化などでコラーゲン繊維が硬くなることが原因と考えられます。
肉離れの症状
肉離れの症状は次の3段階に分けられます。
第1段階(軽症)
症状:筋繊維が部分的で小規模に損傷している状態で、痛みがある時とない時がある。
状態:自力歩行は可能
第2段階(中症状)
症状:筋繊維の一部断裂もしくは筋膜の損傷、皮下出血を起こしていて、強い痛みがある。
状態:自力歩行困難
第3段階(重症)
症状:筋繊維が部分または全部断裂、また筋膜が大きく損傷し陥没が起こることもあり、激しい痛みがある。
状態:自力歩行は不可能
今回は、軽症、中等症の肉離れに対してのケアについてお伝えします(^O^)/
肉離れを早く治すための2つのポイント(^^)v
『軽い肉離れやし自然と治るから大丈夫やろ』と油断してはいけませんが、
「とにかくアイシングをして冷やし続ける」
は症状を長引かせます(゚д゚)!
まずは「とにかくアイシングで冷やし続ける!」は間違いです。
確かに、肉離れや捻挫などの初期の症状(内出血が起こっていて、パンパンに腫れている状態)ではアイシングなどで冷やすことで血流を鈍くし内出血を抑えることが必要です。
しかし、必要以上に冷やすことは
筋力の運動機能の低下や神経伝達の低下につながっていきます。
冷やしすぎて痛く感じないことを目安として、10分から長くて大体30分までを目安にしてください。
長時間冷やすことで回復を阻害することになりますので、長くすれば良いというものではありません。
アイシングは、筋肉内の出血を抑えて血流を一時的に低下させ、過剰な炎症が起こらないようにする効果があります。
冷やすことで感覚を鈍らせ、痛みを抑えるために必要ですが、長く冷やし続けすぎてしまうことは傷の修復のための血流の働きを妨げてしまうことになるということです。
例えると、冷凍庫にお肉を入れているのと同じで、長く冷やし過ぎると、筋肉が固くなり、血行も悪くさせます。
血行の悪くなった肉体が正常に戻るには時間がかかります。
ですから冷やし過ぎることは回復を遅らせてしまうことになるのです。
また、あまり痛みの強くない場合は無理に冷やす必要すらありません。
治癒促進のためには内出血や炎症がおさまるタイミングで患部を温めてください。
温めて血流を良くすることで、自然治癒力を高めて治癒させます。
また温めることで柔軟性の低下を防ぐことにもなります。
「とにかく安静」も症状を長引かせます。
安静にすることは決して悪い事ではありませが、必要以上に患部を動かさずに固定することで筋肉は弱り、硬くなります。
そのためには、適度な負荷を与えたり、軽く動かす事などで血行を促進していくことがとても効果的です。
動かすメリットとして、血流を促すことで自然治癒力を高め、筋肉の柔軟性を維持することができます。
体重などの大きな負荷をかけずに、軽くゆっくりと動かしましょう。
多少の違和感は、筋肉が硬直しているこのが原因ですので、ゆっくりと継続しましょう。
*痛みを感じた時はすぐに中断してください。あくまでも柔軟性と血流をよくすることが目的ですので、決して無理は禁物です!
まとめ
肉離れの対処法は簡単にまとめると2つです。
1つは早期に内出血を抑えること、そしてもう1つは血行を促進することです。
1.内出血を抑える
肉離れによって裂けてしまった筋肉から出血し、その近辺の細胞には酸素や栄養が行き届かなくなります。
そこで初期の肉離れの対処としては、患部を冷やすことで内出血を抑えるようにします。ただし冷やし過ぎはかえって治癒を遅らせることになるので注意が必要です。
2.血行を良くする
初期の内出血が治まったら、患部を温めて血行を良くすることで裂けてしまった患部に栄養を届けるようにします。
また、適度に動かす事で血行を促進していくことがとても効果的です。
今回お伝えした方法でも、あまり変化が感じられなかったり、痛みが続くようでしたら一度ご相談ください。
肉離れの治療法は一般的には固定して安静が主流ですが、当院では患部の血流を最大限まで引き上げることで、なるべく早期から通常歩行が出来るような施術を行います。
当院の特徴である整体や特殊電気治療器を用いてなるべく早い段階で松葉杖やテーピングのいらない状態にもっていきます。
1日でも早くベストな状態で復帰して頂き、再び肉離れを起こさない体づくりまで全力でサポートします。
(柔道整復師、鍼灸師、あんまマッサージ指圧師 齊藤博貴監修)
宮ノ後鍼灸整骨院はその場しのぎの治療ではなく根本的な改善を目指しています。
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