皆様こんにちは、京都府久御山町 整体治療、鍼灸治療 宮ノ後鍼灸整骨院の院長 齊藤です。
最近、『腰椎椎間板ヘルニア』や『腰椎分離症』と診断された学生の患者さんが続けて来院されました。
以前は腰痛といえば大人の疾患だったのですが、時代とともに変化してきましたね。
痛みやしびれにより部活やスポーツをあきらめたり、ひどい場合は学校を休まざるをえなかったり、病院に行ってもなかなか治らない痛み、先の見えない不安でとてもつらい思いをしている方は少なくありません。
またそのようなお子さんをもつご家族の方は、つらい思いをしているお子さんに対して何もできないのは、身を切るようなつらさがあると思います。
今回から数回にわたりシリーズで学生(特に中学高校生)で起こる腰の痛みの3つの原因と家庭でできるセルフケアをお伝えします。
椎間板ヘルニア、腰椎分離症と診断されたり慢性的な腰痛で悩んでいる学生さんやその親御さんは是非ご覧ください(^▽^)/
中学生・高校生の腰痛の主な原因
中学生や高校生で起こる腰痛の主な原因は以下の3つです。
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椎間板ヘルニア
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腰椎分離症
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慢性腰痛
今回は『腰椎椎間板ヘルニア』についてお伝えします。
姿勢や動作を支えているのが、背骨の腰の部分である腰椎です。
腰椎は5つの椎骨で構成され、椎骨と椎骨の間にはクッションの役割をする椎間板があります。
その椎間板に何らかの原因でひびが入り、椎間板の内部にある髄核というゼリー状の組織が一部飛び出して、神経を圧迫するのが椎間板ヘルニアです。
働き盛り世代に多い疾患ですが、スポーツをしている10代の学生さんにもよく起こります。
腰痛や足の痺れが代表的な症状であり、ひどい場合には日常生活に支障をきたすほど強い症状が出てしまいます。
発見したらできるだけ早期に治療が必要な疾患の一つです。
当院の治療のページにあるように、実は椎間板ヘルニアの多くは何の対策をとらなくても多くは発症してから6か月前後で自然に吸収され消失します。
これは、かなり以前から常識になっていることですが、一般には、まだあまり知られていないかもしれません(´;ω;`)
症状が現れるのは、椎間板ヘルニアにほかの要因が加わった場合です。
症状を長引かせ、慢性的な腰痛になる要因は、神経への圧迫の強さもありますが、不安やストレスなどメンタル面が大きく影響します。
腰椎椎間板ヘルニアの症状は、徐々に痛みが発生することもありますが、一般的には急な激しい腰痛で始まり、その後腰から下肢に放散するような痛みやしびれをきたすことが多いです。
スポーツ時の動作での痛み(前にかがめないなど)や授業などで長時間座っていられないなどが挙げられます。
それでは早速、症状を長引かせないためのセルフケアをお伝えします。
セルフケアの目的として
①腰に関係のある下肢筋(主に股関節周り)の柔軟性の向上
②腰周りと体幹筋の筋力強化
③足腰の筋肉のバランスを整える
が挙げられます。
痛みの度合いや発症してからの期間で出来ないエクササイズもあるかもしれません。
自分自身の身体と相談して継続して行える種目を取り組んでください。
過度の安静は、筋力の低下させ精神状態にもよくないので、痛みが軽くなり次第エクササイズの種目や量を増やしてください。
①背筋を伸ばすエクササイズ(肩甲骨も使いながら)
腰への負担が増大しているので背中(胸椎部)を伸ばします。
(主に胸を張る、胸椎を後ろに反らすこと)
※肩甲骨の内側に寄せる動きで胸椎の伸展をサポートしています。
腰を反らすのではなく、肩甲骨を寄せて背中を反らすことを意識してください。
②下肢筋(股関節周囲)のストレッチ
骨盤や股関節の柔軟性向上を目的のハムストリングスのストレッチ。
腰に負担がかからないように腰を丸めない様を保持した状態で行う。
③体幹筋の筋力強化
腰椎を安定させるための腹横筋の収縮トレーニング
息を吐きながら、お腹をしっかり凹まします。
ゆっくり10秒位かけて行ってください。
④へそをのぞき、体を戻してリラックス(顎挙げ)
痛みが出ない程度で行う腹筋運動
⑤体幹エクササイズ
体幹エクササイズ一般的なフロントブリッジ、サイドブリッジ、バックブリッジ
【フロントブリッジ】
肩―股関節ーくるぶしが一直線になるようにしてください。
【サイドブリッジ】
肩ー腰ー足が一直線になすようにしてください。
上半身が捻れないようにすること。
【バックブリッジ】
お腹に力を入れて反り過ぎないように、肩ー股関節ー膝を一直線にする。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回のテーマである腰椎椎間板ヘルニアは、学生さんの部活などの場合では
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過度な同一動作での反復練習による体幹筋のアンバランス
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ストレッチ不足による下肢筋の硬さ
これらの積み重ねで結果的に腰椎椎間板ヘルニアと診断されます。
予防が一番ですが、発症したらできるだけ腰に負担をかけないためにも、バランスよくトレーニングをして症状を長引かせないことが肝心です。
その上で、特に重要なのは
①腰に関係のある下肢筋(主に股関節周り)の柔軟性の向上
②腰周りと体幹筋の筋力強化
③足腰の筋肉のバランスを整える
の3つのポイントです。
今回ご紹介したエクササイズを参考に、自分に合ったものを選び継続して行える種目を取り組んでください。
「自分なりにをやっても改善しない」
「いつまでも腰痛があったり、お尻や足にしびれや違和感がある」
などあればぜひご相談ください。
当院ではそういった方に鍼灸や整体治療で改善に導きます。
痛みや不調に悩まずご相談いただければ幸いです。
(柔道整復師、鍼灸師、あんまマッサージ指圧師 齊藤博貴監修)
宮ノ後鍼灸整骨院はその場しのぎの治療ではなく根本的な改善を目指しています。
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