皆様こんにちは、京都府久御山町 整体治療、鍼灸治療 宮ノ後鍼灸整骨院の院長 齊藤です。

 

今回はシリーズ2回目!

 

「学生で起こる腰の痛みで(腰椎分離症)について原因や家庭でできるセルフケア」

をお伝えします。

腰椎分離症になってしまった学生さんやその親御さんは是非ご覧ください!(^^)!

 

 

腰椎分離症は、腰の疲労骨折から

 

同じ動作を繰り返していると、自然に骨が折れてしまうことを疲労骨折といい、脛など下肢に多いのですが、腰の骨に起こることもあります。

今回お伝えする腰椎分離症の好発年齢は、10~15歳の発育期で身体が仕上がっていない時期に多いです。

スポーツ活動が密接に関係していて野球やサッカー、バレーボールなどのスポーツの過度な練習が原因となるケースが多いです。

スポーツを行っている人に発症してしまうリスクがあり、スポーツをしていない人から比べると3~4割程度高くなっています。

 

腰椎分離症とはどんな状態か?

 

腰椎分離症とは背骨の後ろ側に亀裂が入っている状態のことであり、腰を捻る動作を繰り返し行うことで亀裂が生じます。

亀裂が入り(疲労骨折の状態)そのまま放置してしまうと分離症に進展していまい、さらに適切な治療をしなければ悪化して分離すべり症になってしまいます。

 

 

腰椎分離症の原因

 

激しい運動、繰り返す腰を捻る動作で発症しやすく、野球やサッカー、バレーボールなどのスポーツの過度な練習が原因となるケースが多いので練習量が多かったり、急にメニューが変わったときは要注意です。

発育途中で腰を捻る動作を繰り返すことで背骨に負担がかかり起こるので、骨が成長している状態であれば腰椎分離症になるリスクは下がります。

 

 

腰椎分離症はどんな症状?

 

症状は腰痛です。

スポーツ活動中は支障ないが、練習後に不快な痛みがあったり、長時間立っていると腰が痛くなったり、重くなったりと様々です。

最初に腰痛を感じることが増え、お尻や太ももの鈍痛を頻繁に感じ、腰を反らすと激しい痛みが伴う場合が多いです。

しかし、腰椎椎間板ヘルニアのような日常生活に支障をきたすようなひどい腰痛ではありません。

日常生活で安静にしていると痛みが出ないことも多く、発症に気付かないことさえもあります。

かといって、油断禁物で適切なケアをしなければ不快な痛みが長期化し精神的に疲れてしまいやすく、私生活にも大きな影響が出ます。

 

 

治療方法について

 

早期発見が重要です。

腰椎分離症の初期の徴候である疲労骨折は、子どもが二週間以上腰痛を訴える場合、小中学生の約半数で、既に腰椎分離症が始まっているといわれています。

子どもが二週間腰痛を訴える場合は念のため検査をおすすめします。

 

初期の治療をしっかり行うことで治すことは可能です。

初期であれば、スポーツ活動を中止し、骨が癒合するまでコルセットを装着して痛みが出ている腰椎に負担がかからないように安静を保ちます。

手や足の骨折時にギプス固定を行うように、基本的にはコルセットをして、一定期間安静にしていれば治ります。

安静で治癒を目指すことが可能です。

 

そしてさらに、セルフケアを同時期から行うことで下肢の柔軟性の改善や、腹筋、背筋の筋力低下を防ぐことが大切です。

 

コルセットを外した後も体幹の柔軟性やスポーツ動作時の腰への負担を修正し、再発予防を行う必要があります。

初期治療をおろそかにしてしまうと上記でも紹介した分離すべり症に発展してしまうため、治すことが困難になってしまいます。

 

 

それでは早速、症状を長引かせないためのセルフケアをお伝えします。

 

 

腰椎分離症になってしまった人や腰を捻る動作を行うスポーツなどを行っている人は参考にしてください。

 

セルフケアの目的

 

腰椎分離症になりやすい患者さんの特徴として股関節の柔軟性が乏しいことが多いです。

股関節周り、太ももの筋肉の柔軟性を改善することで予防につながります。

股関節の前面が硬い場合、後屈(後ろに身体を反る動作)を行う際に骨盤が後ろに傾かず、腰椎の伸展運動が大きくなり腰自体の負担が大きくなります。

また、臀部の筋肉や背骨の上(胸椎)が硬いと、体を捻る運動での負担が大きくなります。

腰椎分離症は、腰に伸展や捻られる負担が繰り返し加わる事によって生じるため、このような負担を軽減させるエクササイズを行います。

 

①座ってできる太もものストレッチ

※痛みが強い場合は中止しましょう。無理のない範囲で行ってください

 

 

②腹筋運動

他の腰痛症と同様に腹筋や背筋のトレーニングが大切です。

両膝を立てて仰向けに寝ます。

おへその下に力を入れた状態からゆっくりと起こして行きます。

膝の皿に手が届いたらゆっくりと身体を元の状態へ戻して行きます。

 

③上下肢交互挙上運動

四つ這いになり、上半身を水平に保った状態で右手左足のように対角線に手足を上げるエクササイズ。

お腹の力が抜けると腰を反って水平に保てなくなり腰に負担となるので注意が必要です。

 

 

 

④殿部(おしり)のストレッチ

仰向けになり、右膝を立てた状態で左足首を右太ももに乗せ、足を組んだ状態にして両手で下側の足を胸に近づけるように引っ張ると左のおしりの筋肉がストレッチされます。

 

 

⑤胸椎(背中)をひねるストレッチ

横向きに寝て両手を前に伸ばします。

上の手を背中の方へ伸ばすと胸椎や胸まわりがストレッチされます。

腰を捻ってしまうと痛みが強くなるので要注意!

 

 

⑥腸腰筋(股関節前側)のストレッチ

足を前後に開き、左の股関節を前方に押し出すようにすると左の腸腰筋がストレッチされます。

腰が反り過ぎると痛みが強くなる場合があるので要注意!

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

腰椎分離症にかかる治療期間は症状にもよりますが、半年程度でよくなる場合が多いです。

しかし、その後も数か月はリハビリ期間として徐々に身体を慣らす必要があります。

また、初期治療がうまくいかないと完治できずに慢性腰痛に移行したり、悪化して分離すべり症になってしまいます。

無理をすると、一生ののものとなりますので気をつけなければなりません。

皆様も是非、今から無理のない範囲で実践してみてください。

 

どうしても不快な痛みがあったり、腰痛で長時間立っていられない、お尻や太ももの鈍痛を頻繁に感じ、腰を反らすと激しい痛みがあるといった場合は諦めずにご相談ください。

当院ではそういった方に鍼灸や整体治療で腰痛を改善に導きます。

しっかり治して、またスポーツに復帰していただきたいです。

 

(柔道整復師、鍼灸師、あんまマッサージ指圧師  齊藤博貴監修)

 

宮ノ後鍼灸整骨院はその場しのぎの治療ではなく根本的な改善を目指しています。

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