皆様こんにちは、京都府久御山町 整体治療、鍼灸治療 宮ノ後鍼灸整骨院の院長 齊藤です。
今回はシリーズの一区切りとなる3回目!
「学生で起こる腰の痛みで(慢性腰痛編)についての原因や家庭でできるセルフケア」
をお伝えします。
腰痛や肩こりでお悩みの学生さんや、子どもの姿勢が気になるという親御さんから相談を受けることが多いです。
うちの小学6年生になる娘も長期の休み明けで学校が始まると腰痛を訴えることがあり、
『ランドセルが重い。。重過ぎる。。腰が痛い。。((+_+))』
と定期的に半べそ状態になります(^^;
最近も、ちょうど冬休み前で持って帰る荷物が多く大変そうです。
ちょうどニュースで『ランドセル症候群』についてやっているのを見ました。
子どもの筋力で、毎日のように重いものを持っていると、腰痛が起こるのは必然的です。
学校の勉強道具や水筒が入った重いランドセルを無理に支えようと体に負担をかけることで、腰痛を引き起こしていると思われます。
*ランドセル症候群
自分の体に合わない重さのランドセルを背負い、長時間通学することにより起こる心身の不調。
筋肉痛、肩こり、腰痛などの身体の症状だけではなく、通学自体が憂鬱に感じるなど気持ちの面にも影響を及ぼす状態をいう。
また、多いケースで学校や塾で椅子に座っている時間が長いと、だんだん姿勢が崩れてしまいます。
また、スマホやゲームなどを使うときは前かがみになりやすいので、悪い姿勢に慣れてしまっていることも多いと思います。
実際に来院された学生さんのほとんどは、猫背や腰が反っているなど、姿勢が悪く、体のバランスが崩れていることが多いです。
それでは学生さんに多い腰痛の中の慢性腰痛症についての原因やその対処法をお伝えします。
腰痛の原因は主に次の3つ大別できます。
(1)オーバーユース(使いすぎによるもの)
(2)ストレス
(3)極度の不良姿勢
またこれら複数の要因が混ざっていることも少なくありません。
慢性腰痛はその名の通り、慢性的な痛みが続く状態をいいます。
腰椎分離症や腰椎椎間板ヘルニアなどを早期に適切な治療がされなかったため慢性化したもの、筋肉由来のもの、姿勢、疲れによるものなどに心理的な要因なども加わり原因が考えられます。
スポーツをするから腰痛が起きるのではなく、勉強や友達関係の悩みなどのストレスが腰痛の原因になることもあります(;´Д`)
そういった方は、まずはお腹からゆっくりと深呼吸をしたり、たっぷりと睡眠をとることもストレス緩和・腰痛の予防になるので心がけてみてください。
親御さんからの相談で多い【姿勢が悪くて起きる腰痛】について詳しく説明します。
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腰の反り過ぎによる腰痛
小学校高学年くらいまでの場合、成長とともに補正されていくので、腰痛を伴わない場合は特に問題ありません。
しかし、中学生以上で腰が反り過ぎている場合は、スポーツの習い事や部活動による腰の曲げ伸ばしや捻る動作の繰り返しにより腰痛を発症するリスクが高まります。
前回のブログの腰椎分離症・すべり症に発展する可能性もありますので注意が必要です。
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猫背による腰痛
スマホやパソコン、学校の授業に塾など、座る時間が長くなると自然とダラッとした猫背の姿勢になってしまいます。
大人と比較して子どもは体が柔らかく、いわゆる体幹もまだ弱いため、長く続くと前かがみの悪い姿勢になりやすいです。
極端な場合を除き、子どもの頃の猫背も反り腰と同様にあまり気にしなくても良いですが腰痛を訴えたら注意が必要です。
老化による骨の変化や筋力低下ではないため、姿勢の改善やストレッチで予防や痛みの緩和ができるので、ぜひこれからお伝えするストレッチを取り入れてください。
それでは実際に「ストレッチ」で痛みを緩和しましょう。
体の中心に位置する腰は、肩から背中、お尻、足と広範囲の筋肉につながっています。
そのため、この部分をストレッチして筋肉を伸ばして柔らかくすると、痛みを和らげることができます。
股関節前側、おなか周りの筋肉を伸ばすストレッチ
1.うつ伏せになる
2.手で突っ伏して上体を起こし腰を反らす
3.呼吸をとめないで30秒間キープ
背中・腰周りの筋肉を伸ばすストレッチ
1.仰向けに寝る
2.右脚の膝を左脚の太ももの上にかけて体をひねり、30秒間キープする
※このときに肩が床から離れないように、両手は自然に開く
3.反対の脚も同様に行う
腰・お尻の筋肉を伸ばすストレッチ
1.仰向けに寝る
2.片脚を曲げて膝を両手で抱え、胸に引き寄せ30秒間キープする
3.反対の脚も同様に行う
股関節・前ももの筋肉を伸ばすストレッチ
1.うつ伏せになる
2.片脚を後ろに曲げて、足首をつかみ30秒間キープする
3.反対の脚も同様に行う
※仰向けのまま脚を後ろに曲げるのが難しい場合は、横向きや立って行ってもOK
腿うらの筋肉を伸ばすストレッチ
1.両脚を伸ばして座る
2.両手がつま先に届くようにできるだけ上体を倒す
31..限界まで倒したら、30秒間キープする
この5つのストレッチを習慣的に行ってみてください。
おすすめはお風呂上がり。体が温まっているときは、筋肉が緩んでいるので効果的です。
痛みがない場合でも予防になるので、ぜひ親子で一緒に続けてください。
そして、仕上げにお腹に力を入れてキープ!
腹横筋の収縮トレーニング
コルセットの役割をする深い腹筋を刺激します。
1.おへその周りをしっかり凹ませて20秒間キープ
お腹に力を入れていると自然と腹筋が鍛えられ、常に上体をまっすぐ保てるようになります。
姿勢がきれいになると体の負担も減ります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
学生さんの慢性腰痛は老化による骨の変化や筋力低下もないため、姿勢の改善やストレッチで予防や痛みの緩和ができるので、ぜひ実践してみてください。
また、日頃の注意として腰痛を予防するには正しい姿勢でいることが重要です。
立っているときも座っているときも、お腹に力が入っていると、まっすぐでキレイな姿勢が保てます。
思い出した時だけでもお腹をひっこめて、背中をまっすぐにすることを心がけてみてください。
自分自身で原因がはっきりしない腰痛は要注意です。
医療機関において検査をしても特に異常が無いのに、症状はあるといった場合は多々あります。
整形外科や他の整骨院、整体院で治らないような方で、痛みがひどい場合やストレッチをしても緩和されない場合は、悪化する前に整体院などに行ってください。
当院では、具体的なストレッチ方法や痛みの軽減方法や対策などをご紹介しています。
お困りのことがあればご相談ください。
(柔道整復師、鍼灸師、あんまマッサージ指圧師 齊藤博貴監修)
宮ノ後鍼灸整骨院はその場しのぎの治療ではなく根本的な改善を目指しています。
宮ノ後鍼灸整骨院 http://hyrn-kyoto.com
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