皆様こんにちは、京都府久御山町 整体治療、鍼灸治療 宮ノ後鍼灸整骨院の院長 齊藤です。

 

ここ最近は小学生の各種スポーツチームの卒団の時期でした。

 

コロナで活動自粛や試合中止など、不完全燃焼気味は否めないですが。。。(◞‸◟)

当院には、これから高いレベルのチームに入ったり、中学校の部活を始める子が何人か来院されています。

 

今回のブログは、そのような年代に多い【オスグッド・シュラッター病(以下、オスグッド病)】についてお伝えします。

 

オスグッド病は、サッカー、バスケットボール、バレーボールなどジャンプやダッシュ、方向転換が多いスポーツをしている子どもに多く、スポーツの動作で

膝蓋骨(しつがいこつ)の少し下のすねの骨に負荷がかかる動作を繰り返すことが原因で発症します。

 

 

膝の下に腫れと痛みが生じ、ランニング、ひざまずく、ジャンプなど特定の動作で悪化し、休息すると和らぎます。

通常、片方の膝だけに発生しますが、両方の膝に見られることもあります。

好発年齢は10歳から15歳くらいの成長期で、スポーツを熱心に行なっている(オーバーユース)と急激な成長(急に身長が伸びた)などが重なって発症します。

つまり、スポーツを行なっている小学校高学年から中学校での部活で運動量がぐんと増える子どもは、かなりの確率で起こる可能性があります。

 

オスグッド病になりスポーツ活動の長期離脱は、身体能力の低下以外にもモチベーション低下など精神的な影響を及ぼしかねません。

そうならないためにも、お子さんだけでなく、親御さんやスポーツ指導者の方もオスグッド病と予防法をお伝えします。

 

オスグッド病は、オーバーユースと急激な成長(急に身長が伸びた)の2つが大きな要因です。

 

小学高学年~中学生になると、習い事や部活動などこれまでに増して熱心にスポーツを行うことも多くなります。

この時期は、成長期に重なり、急激に軟骨から骨へ変わり、身長が伸びる子も少なくありません。
しかし、筋肉や腱などの軟部組織は、骨と同じように成長できないため

成長期は太もも前の筋肉(大腿四頭筋)の柔軟性が低下して、硬くなります。

 

膝を使う(ジャンプやボールを蹴るなど)動作は、膝前面にある大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)および付着する膝蓋腱(しつがいけん)が脛骨(けいこつ:すねの骨)を引っ張ることによって行われています。

 

成長期に太ももの前の大腿四頭筋や付着する腱が、繰り返し脛骨を引っ張り過剰な負荷をかけることで、未熟な骨や軟骨の一部が剥がれてしまい、痛みや腫れが生じてしまうのです。

 

オスグッド病と成長痛との違いは何?

 

時々、親御さんから質問を受けます。

成長痛とオスグッド病は、どちらも成長期に足に痛みが出るので、総じて“成長痛”と呼ばれることがあります。

オスグッド病は膝のお皿の下にある骨である「脛骨粗面(けいこつそめん)」が飛び出ることによって痛みが生じます。

それに対して、成長期に起こる「成長痛」は「骨端軟骨(こったんなんこつ)」が成長する際に腱や筋肉が引っ張られて痛みが生じます。

オスグッド病はスポーツに起因する障害なので、スポーツをしたときに痛みが出るのに対し成長病は成長痛は夜間、それも短期間で痛みがおさまるものなので異なります。

もしも、何日も痛みを訴えるようなら、オスグッド病である可能性が高いということになります。

 

 

オスグッドになると以下のような症状に悩むことが多くなります。

  • 膝下が腫れ熱があり痛む。
  •  曲げ伸ばしで膝が痛む
  • しゃがむと膝が痛い
  • 階段を昇り降りすると痛い
  • 走ると膝が痛い

 

スポーツをすると痛み、休むと治る。スポーツを再開するとまた痛むことを繰り返します。

 

予防の鍵は大腿四頭筋の柔軟性

 

先程、説明した大腿四頭筋が成長しきっていない膝の前面の骨を引っ張り(牽引力)、骨を刺激してしまうために起こるものです。

いかに大腿四頭筋が骨に対して牽引力を働かせないようにすることが重要ポイントになので、予防のためにストレッチをして柔軟性を確保し引き伸ばされても余裕のある筋肉に保てるようにしましょう。

 

*大腿四頭筋をほぐすストレッチ

  1. 座った状態で太ももの前側の筋肉を手で軽くつかみます。
  2. つかんだまま横方向に揺らします。揺らすことで筋肉がほぐれてきます。ひざを曲げたり伸ばしたりしましょう。ぶらんぶらんする感じです。
  3. 目安は30秒~1分ほど、1日に2~3回しましょう。

 

 

*大腿四頭筋を伸ばすストレッチ

  1. 横向きの姿勢になり上側の膝を曲げ足首を持ちます。
  2. 持っている方の足は身体より少し後ろで30秒保持します。
  3. これを3セット行います。

注意:腰や股関節に痛みの出ない範囲で行なって下さい。

 

 

*股関節前側の筋肉のストレッチ

  1. 脚を前後に開脚し後ろの方の脚の膝を床につきます。
  2. その状態で重心を前の方の脚へ移動させていきましょう。
  3. その状態を30秒保持します。
  4. これを3セット行います。

 

 

*太ももの後ろ側(ハムストリング)のストレッチ

  1. しゃがんだ状態で両手で両方の足首をつかみます。
  2. その状態でおなかを太ももにくっつけたまま、膝を伸ばしてできるだけお尻を高く上げます。
  3. 太ももやふくらはぎの後ろ側が伸ばします。
  4. その姿勢で20~30秒キープします。

注意:おなかが太ももから離れないようにしましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

オスグッド病の基本は、まず「患部の負担を減らすこと」です。

症状が初期であれば、部活動における「練習量を減らす」もしくは「安静にする」という対策で症状が改善されることもあります。
痛みを我慢して今まで通り運動を続けると、悪化して手術が必要になる場合もあるので痛みを我慢して運動を続けるのだけはやめましょう。

改善するには運動量を減らし、今回のストレッチなどを習慣的に行ってください。

もし、ストレッチでも効果が出ない、痛みが治まらない

などという場合は適切な治療を受けること強くおすすめします

どうしても痛みが続く、長期で練習ができなく不安といったお悩みの方は諦めずにご相談ください。

当院ではそういった方に鍼灸や整体治療で改善に導きます。

痛みや不調に悩まずご相談いただければ幸いです。

 

(柔道整復師、鍼灸師、あんまマッサージ指圧師  齊藤博貴監修)

 

 

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