皆様こんにちは、京都府久御山町 整体治療、鍼灸治療 宮ノ後鍼灸整骨院の院長 齊藤です。

 

当院では整体に来られる患者さんに症状に合わせて様々な検査を行います。

その中に横からカラダを押して踏ん張り具合を確認するものがあります。

腰痛で来院された方で、踏ん張る力が弱く、歩き出しでもふらつくことがあると話されるケースがありました。

 

足を見てみると・・・

 

外反母趾でした👣

 

患者さんの場合は、腰痛で来られて足自体の痛みは昔はあったけど今はないとのことでした。

今回のように足趾の痛みがないこともありますが、外反母趾になると足の親指の付け根が突き出して痛みが生じてしまい、ひどくなると靴を履くことすらできなくなることもあります。

見た目の変形だけではなく、踏ん張る力が弱くなってしまいます。

その結果、歩くときに母趾に体重がかからず、別の箇所に体重がかかってしまい、タコができてしまったり、様々な身体への影響も大きく与えます。

 

今回は、外反母趾についての基礎知識と改善方法についてご紹介します。

 

 

【足部の2つの機能】

ヒトは歩くときの足部のはたらきを大きく分けて

  • 地面に足がついた時に柔らかく衝撃をしっかり吸収する。
  • 地面を蹴り、しっかりと力を地面に伝える。

2つのはたらきがあります。

外反母趾はこの2つの動きがやりにくくなるため、足のトラブルだけでなく、腰痛や膝の痛み、肩こりなど全身に影響することもあります。

それが外反母趾からの痛みにより歩き方が変わり、体重をかけるバランスが崩れることでアーチ構造が崩れ体重の分散がきちんと行われなくなり、負荷がダイレクトにかかってしまいます。

 

そのため、今回は外反母趾のセルフケア、足を柔らかく使えるエクササイズもお伝えします。

 

【外反母趾とはどんなもの?】

外反母趾は女性に圧倒的に多いです。

ある調査では、65歳以上の女性では3人に1人は外反母趾を発症しているや、女性の23%から35%に生じるとされています。

外反母趾の定義として、第一中足骨と親指の骨の角度(HV角と呼びます)を測定して、20度以上の角度がつくものを外反母趾と呼ばれます。

しかし、この角度に満たない程度の変形であっても、悪化させないために治療やセルフケアをおこなう必要があります。

 

 

【外反母趾の原因】

外反母趾の多くは女性に発症します。

理由として、女性の方が男性より関節が柔らかい事や、筋量が少ないということがあります。

また、ハイヒールのような先が細くかかとが高い履物は、物理的に狭いところで母指のつけ根から先が圧迫を受けるのと、かかとが高くなるため、体重が指先の方にかかり指先全体が靴の先端に押し付けられて外反母趾が生じやすい状態になります。

母趾の付け根には関節を保護するたくさんの靭帯が付いています。

その内側には、内側側副靭帯があり、母趾が外反するのを防ぐ役割があります。

平面上では、じん帯がぴんと張っていますが、かかとを高くするとじん帯が緩むため、構造的にもより外反母趾になりやすくなります。

このように外反母趾は母趾だけが原因ではなく足部全体の問題から起きます。

その結果、足の親指の付け根の痛みや関節が変形し、悪化すると付け根の骨が外に突き出て見た目にも目立つようになります。

 

 

また、外反母趾になりやすい足として扁平足や足趾の長さも挙げられます。

足のアーチが崩れて扁平足になると、中ほどにある母指の中足骨が扇状に内側に開き、それから先の指は逆に靴で外側に圧迫されておこります。

また偏平足になるとさらに体重を支える際の負担が増えてしまうため、変形の悪化や姿勢の崩れ、歩く際の身体のふらつきが増加してしまいます。

母趾が2趾より長い場合も物理的に外反母趾になりやすくなります。

 

 

【外反母趾によって引き起こされる症状】

外反母趾の変形はゆっくりと母趾の付け根が突き出るように進みます。

腫れていて変形しているという外見上の問題だけでなく、靴を履くときや歩くときの痛みが生じるようになります。

その他の症状として

  • 圧迫すると痛む、刺激により赤みを帯びる。
  • 母趾の付け根の皮膚が硬くなる。
  • 母趾の可動域が狭くなり動かしにくくなる。
  • 神経の圧迫により母趾がしびれる。
  • ねじれた母趾で蹴りだすことにより爪のトラブルが起こる。

などが挙げられます。

変形が重度になると2趾3趾にも影響を及ぼすようになります。

 

足は28個の骨が筋肉、靭帯(じんたい)、腱(けん)などに支えられて形が作られています。
変形しても痛みが出ないこともありますが、そのままにしていると他の指などに負担がかかり、母趾以外から痛みやカラダに影響し不調を招く恐れがあります。

 

 

それではここから、見た目の変形だけではなく、身体への影響も大きく与えてしまう外反母趾のセルフケアをご紹介します。

外反母趾を改善するには、普段から継続して行うことが有効です。

足の機能を回復させて予防にもなりますので変形や痛みがなくても是非試してみてください。

 

【外反母趾予防のためのセルフケア】

①足指の筋力アップに足指じゃんけん

5本の足指に力を入れ、ギュッと曲げるのがグー、親指だけを上に上げるのがチョキ、全ての足指を全て広げるのがパーです。それぞれの足指を鍛える効果があります。

 

◎グー 5本の足指の全てに力を入れて、ギュッと曲げる。

 

◎チョキ 親指だけを上にピンとあげる。

 

関節が硬く上手く動かせない場合は母趾をつかんでしっかり曲げる、ゆっくり大きく回すストレッチをおこない、関節を柔らかくすることも重要です。

 

◎パー すべての足指をおもいっきり広げる。

このとき親指が開いていることが一番重要です。

 

②足のアーチを育てる鍛えるつま先立ちエクササイズ

かかとを浮かせてつま先に体重をかけるつま先立ちは、足のアーチのくずれを予防します。

しっかりと踵を持ち上げてつま先立ちになります。

足趾が曲がったり、縮こまらないようにしてください。

 

まとめ

いかがだったでしょうか

外反母趾は足趾の痛みや見た目の問題だけでなく身体への影響も大きく与えてしまうことは先述しました。

自宅でセルフケアをおこなったり、ちょっとした近所の外出で鼻緒の付いた履物を履くとなど生活習慣を変えることが予防のための第一歩です。

もし、痛みが強い場合や、歩き方がおかしくなったり別の部位まで不調を来たしたなどがあればぜひご相談ください。

当院では、整体や鍼灸、電気治療で痛みを和らげ、回復を早めます。

日常生活にまで支障を与えてしまう場合はすぐに症状改善を検討しましょう。

(柔道整復師、鍼灸師、あんまマッサージ指圧師  齊藤博貴監修)

 

 

宮ノ後鍼灸整骨院はその場しのぎの治療ではなく根本的な改善を目指しています。

【痛みの治療】から【痛みの出ない体作り】までサポートさせていただきます。
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【自費治療専門院】ですので、慢性的な腰痛や肩の痛み、手足のしびれなど様々な身体の痛み不調に対して

一人ひとりの患者様としっかり向き合い最善の治療を行います。

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