皆様こんにちは、京都府久御山町 整体治療、鍼灸治療 宮ノ後鍼灸整骨院の院長 齊藤です。
『最近、寝てる時によくこむら返りなります((+_+))』
寒くなってきてなのか、このところよく聞くフレーズです。
また皆様一度は、テレビでサッカーやテニスの選手が試合中に足がつり、トレーナーに伸ばしてもらっているのを目にしたことがあると思います。
スポーツ選手ほど足を酷使していなくとも、寝ているときに突然足がつって、その痛みで起きてしまう・・・
しかも、それが頻繁となるとつらいですよね。
今回は足がつる、いわゆる「こむら返り」についての原因と治療についてご紹介します。
はじめに
こむら返りはふくらはぎに起きる筋肉のけいれんの総称で、足がつることもこれにあたります。
ちなみに、こむらがえりの「こむら」はふくらはぎのことを指します。
その名の通り、ふくらはぎに多く起こりますが、実は、足の裏や指、太もも、胸など、体のどこにでも発生します。
僕の場合、久しぶりに腹筋をすると、前にかがむ度にお腹がつってしまうことがありました。
また、妻が妊娠中によく足がつって、大変な時期がありました。
こむらがえりを起こすと、強い痛みを伴いますが、ほとんどの場合は数分間でおさまりますがおさまるのをひたすら待つくらいしか出来ないのは非常に辛いものです。
こむら返りや筋肉がつる原因
原因の多くは次のようなものが挙げられます。
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筋肉の硬さ(柔軟性低下)
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運動不足(筋力低下)
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血行不良
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水分やミネラル分の不足
①筋肉の硬さ(柔軟性低下)
筋肉が硬いと柔軟性低下が生じその分、筋肉がつるリスクが高くなります。
筋肉は【筋繊維】という繊維のものが束になりひとつの筋肉が形成されています。
その中には筋紡錘(きんぼうすい)とよばれる場所があり、筋肉の長さを感知するセンサーの役割をしています。
筋肉は通常、伸びたり縮んだりできますが、筋肉の硬さや緊張が強いと、筋紡錘が異常と感じやすくなり、間違って筋肉を縮めさせるのです。
筋肉や腱の硬さがでないようにしっかり伸ばすストレッチと適度な運動をすることも大切です。
②運動不足
運動不足による筋力低下も筋肉による支えがない分、負担となり筋肉がつりやすくなります。
運動という【貯筋】を定期的な運動をしていないと、筋肉量は20歳代をピークとした時に、30歳代、40歳代…と進むにつれ、約10%ずつ低下します。
筋肉は伸縮することで、ポンプのように血液を循環させる働きをしているので、筋肉量が減少すると、血液の流れが低下し、ビタミン、ミネラルなどの栄養分の補給もうまくいかなくなります。その結果、運動をしていなくても普段の生活程度で筋肉疲労が蓄積しやすくなります。
③血行不良
血行不良は筋肉がつる要因の一つです。
こむら返りが良く起こるふくらはぎは第2の心臓といわれるほど全身の血行を巡らせる大切な役割を持っています。
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夏の冷房やこれからの秋冬の体温低下での冷え
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デスクワーク等の生活習慣や寝ている間の血行の低下
などでこのふくらはぎの筋肉が凝り固まってしまうと血流が滞り、血行不良を引き起こしやすくなります。
そして、筋肉の収縮に必要な栄養素が十分に届きにくくなることで筋肉がつるリスクが高くなります。
④水分やミネラルの不足・ミネラルバランスの乱れ
睡眠中にはコップ一杯の汗をかくと言われています。
そしてなお、全身をほとんど動かさないため心拍数も減り血行は低下しています。これが、寝ている時の足がつる大きな原因です。
また、利尿作用のあるお酒やコーヒーの摂り過ぎも水分不足の原因の一つです。
高齢者に多いパターンでは、高血圧の薬や利尿剤を服用されていたり、消化不良で慢性的な下痢が続いたりすることで起こる軽い脱水状態で筋肉がつりやすくなることもあります。
また、水分はとても大事ですが、ミネラル分であるナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウムが不足した状態でも筋肉の収縮や神経の伝達筋肉への神経伝達がうまく機能しなくなり筋肉がつりやすくなります。
中年になると更にリスクが高まる?
ではなぜ中年以降でこむら返りが起こりやすくなってしまうのでしょうか。
その理由として考えられるのは
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若いときより運動量が減り、筋肉量が減少する。
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そして、筋肉内の血行が低下して、乳酸などの疲労物質が排出しにくくなる
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その結果、末梢神経の興奮を抑えにくくなり筋肉がつる
という悪い循環となり、たいした運動をしていなくても筋肉に疲労が生じ、睡眠中に足がつるリスクが高まってしまいます。
それに併せて、年齢的に日頃から服用している高血圧やコレステロールなどの薬の副作用も要因として挙げられます。
こむら返りの予防法
適度な運動をする
日常生活に適度な運動を取り入れると、足の筋肉量を維持するだけでなく、血流をよくして疲労回復にも役立ちます
まずは簡単なふくらはぎ(腓腹筋)アキレス腱のストレッチです
上体は前に倒し、後ろの膝はピンと伸ばし、かかとは浮かないようにしましょう。
生活の中の工夫としては、このように階段や段差で足先を残し、かかとを降ろしてみましょう
ふくらはぎのあたりの伸びを感じることができると思います。
基本的には、勢い良くストレッチングをかけるのではなく、ゆっくり息を吐かせながらストレッチングを行います。
ストレッチの次は運動
かかとあげ(ふくらはぎのトレーニング)
つまさきあげ(すね周辺のトレーニング)
日頃からの心がけで運動不足、筋力低下に陥らないように外出時にはエレベーター、エスカレーター使わず、しっかり歩き体を動かし、ミネラルが不足しないように普段からバランスの良い食事を心がけることが大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか
こむら返り(足がつる)は一般的に、急に体を動かしときに起こりやすい症状ですが、その原因は運動・筋力・血流・水分や栄養の不足などです。
ストレッチや適度な運動、食生活の見直しやこまめな水分補給により体内のミネラルバランスが整うことで、ほとんどのケースでは症状の改善が期待できます
さらに、これからの季節は足を冷やさないように温めるのも効果的です。
それでもなお、足が良く釣る場合は体の土台を見直す必要があるかもしれません。
身体のゆがみや外反母趾、浮き指などの足のトラブルは身体を過度に緊張させるため筋肉がつるリスクが高くなります。
当院では、整体やはり治療で体の土台を整えて症状を和らげ予防することができます。
安心して日常生活を楽しんでいただけることを目指していますのでお困りの方は是非ご相談ください。
(柔道整復師、鍼灸師、あんまマッサージ指圧師 齊藤博貴監修)
宮ノ後鍼灸整骨院はその場しのぎの治療ではなく根本的な改善を目指しています。
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