肩こりが起きる原因とは?

肩こりが起きる原因
肩こりの原因は大きく分けて3つあります。

  1. 姿勢によるもの
  2. ストレスによるもの
  3. 偏った身体の使い方による身体の歪み

1.姿勢によって起こる肩こり

長時間にわたるデスクワークや俯き姿勢でスマホを見たりなど、背中を丸めるような姿勢をずっと続けていると、首から背中にかけての筋肉が緊張し、肩こりを招いてしまいます。

姿勢が悪い状態が続くとどうなるの?

背中が丸まった状態が続くと、背筋が伸びにくくなり悪い姿勢が定着してしまいます。そうすると胸が広がらなくなり、横隔膜が縮んでしまい呼吸が浅くなります。

酸素は血流に乗って全身に巡るため、呼吸が浅くなれば必然的に血流不足を引き起こします。筋肉に血液が上手く回らなくなることにより、骨格の歪みが起きてしまいます。姿勢不良はこういった悪循環を繰り返す大きな原因となります。

2.ストレスによって起こる肩こり

私たち人間はストレスを感じると、交感神経が優位になります。
その結果、血管が収縮し血流が悪くなるため、肩こりを引き起こします。

3.偏った身体の使い方による歪みで起こる肩こり

姿勢不良の原因のひとつに俯き姿勢があります。俯き姿勢を続けていると骨盤が後ろに倒れてしまうため、背中が丸くなり歪みが生じます。

私たち人間の体には、骨盤から上腕骨にかけて広背筋と呼ばれる筋肉が付着しています。骨盤が歪んでいると、広背筋を牽引してしまい身体全体のバランスが崩れ、肩こりにつながります。

肩こりになると起こる症状

肩こりになると起こる症状
一般的に肩、首筋、肩甲骨周りの張り、肩の重み、痛みが多く挙げられます。
肩こりは筋肉や筋膜が硬くなり、血流が悪くなることが原因で起こるといわれています。血流が悪いと、疲労回復のための酸素や栄養分が細胞に届かず、痛みや緊張感につながるからです。

そうすると首周りの神経の働きも悪くなり、頭痛や吐き気など首周りの不調が生じます。肩こりが慢性化すると、手の痺れ、目の疲れ、顎関節症などの症状が現れることもあります。

原因をしっかりと理解していただいた上で治療に臨んでいただければ、長期間つらい思いをするといったことはないでしょう。

当院の肩こりの治療

まずは患者さまの身体のバランスをみて、痛みの原因を特定します。その上で肩や首周りといった、局所の不調に対してはりや整体を行います。

一般的に、肩こりが起きているときは鎖骨や肋骨が動きにくい状態となります。動きが悪いと肩が前に出てしまうため、整体により動きをつけ元の位置に戻していきます。大まかな治療方針としては、症状改善をめざしながらこりにくい身体を作っていく、といった感じです。

当院の肩こり治療""
肩こり治療1
肩こり治療2
肩こり治療3

他に日常生活の中で肩こりになりやすいパターンとは?

日常生活における肩こりの原因は、日頃の身体の使い方の癖や習慣に問題があることが多くみられます。

具体的には・・・

  • 片側ばかりでカバンを持ってしまう
  • つい足を組んでしまう

このように片側だけに負担をかけていると、筋肉のバランスが崩れてしまい肩こりを引き起こしてしまいます。

また、偏った食事をしている方も注意が必要です。偏った食事をしていると、消化器の不調により反射的に背中や肩に過緊張を起こすことがあります。これを内蔵体性反射と呼びます。

また、糖質や添加物を取りすぎると、内臓が弱くなり内臓下垂(胃下垂)が起こります。内蔵下垂が起こると、骨格自体に問題がなくても姿勢が悪くなってしまうため、肩こりに繋がってしまいます。

肩こりを未然に防ぐためには

肩こりを未然に防ぐためには""
  • 正しい姿勢を心がける
  • 内臓に負担をかけない

この2点が重要になってくるかと思います。

(柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 齊藤博貴 監修)

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