膝の痛みの症状
膝に痛みが生じると、膝を曲げたり伸ばしたりといった動作が困難となります。
しゃがんだり正座をしたりするのが辛くなるため、日常生活や社会生活のさまざまな場面で支障をきたします。
例えば・・・
- 階段の登り降り
- 和式トイレで用を足す
- 座敷に座る

膝の痛みの原因とは
膝に痛みが生じる原因は大きく分けて3つあると考えています。
1.生活スタイルによるもの
1つ目は「膝関節に負担のかかりやすい生活スタイル」です。
例えば・・・
- 床に座るとき、いつも決まった方向に横座りをしている
- 片足に重心をかけて立つ
2.加齢によるもの
2つ目は「加齢によるもの」です。
膝に痛みを生じる病気として、代表的なものに「変形性膝関節症」が挙げられます。
筋肉量というのは年齢を重ねるにつれ減少します。それにより膝を支える筋力も低下してしまい、膝関節への荷重が分散されず軟骨に荷重が集中
してしまいます
すると軟骨の変性や摩耗が生じ、膝関節の変形が起こり発症すると考えられています。50歳以上の女性に多くみられます。
3.スポーツによる外傷
3つ目は「スポーツによる外傷」です。
膝関節内には半月板と呼ばれる、三日月の形をした軟骨組織が存在します。
反復動作や膝の捻りが加わるような動作などにより膝を酷使してしまうと、半月板に亀裂が生じたり傷ついたりすることがあります。この状態を半月板損傷と呼びます。
膝の痛みの治療

膝の痛みは膝関節への負担をはじめ、膝周りの股関節や足首などの関節のねじれや歪み、太ももやふくらはぎ周りの筋肉の硬さなどさまざまな要因が関与しています。
関節にねじれや歪みが生じると、血の巡りが悪くなり力が入りにくくなります。まずはねじれや歪みが起きている箇所を見つけて、整体により関節を正しい位置に戻します。
膝の痛みと変形について
膝の痛みと変形はイコールではありません。大きく変形しているのにもかかわらず痛みを感じない方もいらっしゃれば、目立った変形がみられなくても強い痛みを訴える方もいらっしゃいます。
膝の痛みの治療まとめ
当院では、膝への負担をなくすことが膝の痛みを取り除く近道であると考えております。
膝の痛みがあるからといって動かさずにいると、筋肉は衰える一方なのでできるだけ早期に治療していただくことを推奨しています。
膝の痛みでお悩みの方は、まずはご相談ください。

(柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 齊藤博貴 監修)